トゲオアガマが大好きです。
大好きなので長生きしてほしいです。

長生きしてもらうにあたり、食餌内容は重要であります。
当ブログにちらほら出ている下記の書籍から、
食餌内容についての部分を抜粋して検討してみようと思います。


ちなみに著者は長年にわたり
トゲオアガマや他爬虫類、アガマ属のトカゲの飼育、繁殖に携わってきた人物だということです。

以下、意訳・抜粋です。


  まず、トゲオアガマは草食性ですが、
  その消化管系統は同じく草食性の馬やウサギに似ています。
  トゲオアガマの消化の大半は大腸で行われ、
  消化には細菌が大きく関与しています。
  この消化システムを「後腸発酵」と呼びます。
  こういったシステムはあまり効率的ではなく、
  低栄養の餌を大量に食べている動物によく見られます。
  動物性の餌を摂るには適していません。

  餌は毎日与えてください。
  ただし、体重を測定して、調整を加えながら行ってください。

  食餌の内容は同じ草食のイグアナに似ています。
  葉野菜(ただしカルシウムの吸収を阻害するほうれん草は除く)、
  スーパーで売っているような「春野菜ミックス」、
  ご家庭で無農薬で育てたハーブなども良いです。
  ニンジンなどをトッピングしてもよいでしょう。
  バラエティ豊かな新鮮野菜を与えましょう。
  冷凍野菜も使っても構いませんが、新鮮な野菜程の栄養は期待できません。
  果物も少量なら構わないでしょう。
  が、柑橘類は消化管にダメージを与える可能性があるので、避けます。
  一日の終わりに少量残るくらいの量を与えましょう。

  新鮮な野菜とは別に、乾燥豆類も与えてください。
  タンパク質の摂取が期待できます。
  ハッチリング、あるいは幼体のトゲオアガマには豆挽きで挽いて、
  小さくして与えてやってください。
  豆類は一日中食べられる状態にしましょう。
  鳥の種なども、自然界での食餌に含まれているため
  与えてよいでしょう。

  虫を給餌するのは長年議論になってきましたし、
  現在も議論の余地があるところです。
  が、虫を多く給餌することで腎機能障害、あるいは腎不全になることはよく知られていますので、
  1か月に1回以下に留めることをお勧めします。

  トゲオアガマは花やつぼみも喜んで食べることが知られていますが、
  花屋ではなく食品店で購入してください。
  花屋の花は保存料が添加されていることが多いためです。


・・・とこんなところでしょうか。

くつろぎ
(左からエジプトトゲオアガマ、サバクトゲオアガマ)
エジプトトゲオアガマ・サバクトゲオアガマが朝日の中でくつろいでいる


最初に、「毎日給餌する」とのことですが、日本においてはこれは一概に言えないかもしれません。
文中に「体重を見ながら調整する」ともあります。

まず、多頭飼育の場合、餌の1回量を減らすという形で調整してしまうと、
下位のトゲオアガマが餌にありつけなくなってしまうかもしれません。
そうすると、毎日餌を食べられないトゲオアガマがでてきます。
だとすると、餌はある程度しっかりボリュームを持たせるようにして、
餌をあげる頻度で調整せざるを得ません。

さらに、獣医さんからも「葉野菜の餌は毎日あげないように。
尿路結石ができやすくなるから。
豆類は常に食べられるようにしておくように。」と指導されています。
日本では小松菜、チンゲン菜など高タンパクな葉野菜しかスーパーで手に入りませんが、、
海外だと低タンパクな葉野菜も入手が簡単だったりするのかもしれません。
高タンパクな葉野菜を毎日モリモリ食べていたら、尿路結石になりやすいのでしょう。
豆もタンパクを含むので、この点に関しては私自身疑問ですが。

今まで葉野菜に関しては3日に1回給餌していましたが、
一部体重が減少しているトゲオアガマもいますので、
これからは2日に1回給餌してみようと思います。
豆類を一日中置いておくのは変えません。

多分、上機嫌です
(トーマストゲオアガマ)
上機嫌には到底見えない顔で多分上機嫌なトーマストゲオアガマ



リクガメ飼育などで、高タンパクな小松菜などの葉野菜よりも低タンパクな野草の方が望ましく、
「家庭菜園で育てた野草を与える」というのはよくお勧めされていますが、
実際のところ多忙な我々にとって野草を育てたりするのはなかなか難しいです。
また、野草を育てる土も気を付けないとあらかじめ人工肥料が添加されていたりするので、
必ずしも家庭菜園が安全とは言い切れないように思います。
逆に堆肥などが添加されていた場合、今度は寄生虫が心配です。
無論、無農薬、油かすで育てたクローバーなどを与えられればそれに越したことはないのでしょうが。

多分、笑顔です
到底笑顔には見えないけれどもおそらく餌でお腹が満たされて笑顔になっていると思しいトーマストゲオアガマ


虫の給餌についても言及されています。
なぜ植物性タンパクは好ましく、動物性タンパクが腎機能障害を引き起こすのか、正直わかりません。
ただ、これらのタンパク質は組成するアミノ酸がだいぶ違うようですので、
そういった違いが腎機能への影響の違いへと繋がっているのでしょう。
ちなみに私は全く虫を与えていません。

オッ
(エジプトトゲオアガマ)
餌を見て思わず身を乗り出している2匹のエジプトトゲオアガマ


花は日本で手にはいる食用のものと言えば、
食用菊でしょうか。
逆に、それ以外のものが思いつきません。

後ろの人、目がいっちゃってます。
ピントが合っていないせいだと思いたい。
サバクトゲオアガマ・エジプトトゲオアガマ。特に、ピントが合っていないせいかもしれないが後ろのエジプトトゲオアガマの目がいっちゃっている



ムシャムシャ
(ツギオミカドヤモリ)
 餌を貪っているのか、不愉快でスプーンに噛み付いているのか判然としないツギオミカドヤモリ