爬虫類たちの寛ぐ姿には、いつも癒されます。
特に、トゲオアガマは寛いでいたり眠っていたりする時間が長く感じます。
草食というとサバンナのシマウマたちのように一日中草を食べているようなイメージがありますが、
それは哺乳類だからかもしれないです。
哺乳類は生きているだけで体温を保つための一定の代謝が必要ですが、
爬虫類にはそれがありません。
生きるために必要な基本的なエネルギーは外気温の熱エネルギーによって供給されます。
なので、そこから必要な+αは少なくて済み、
結果的に体重当たりで見た時哺乳類よりも小食となるのかもしれません。
寛いでます
(ゲイリートゲオアガマ)
何なの
ねー、ちょっと(右上ご注目)
何かあの人こっち見てくるの
やめてよー
コメント
コメント一覧 (2)
爬虫類と哺乳類でのエネルギー効率はどのくらい違うんでしょうね?
私はレオパとボールパイソンを飼育していますが確かにどちらものんびりマッタリしている気がします。レオパなんて一日中寝てますしね~
給餌の時ぐらいのもんですよヤツらが本気出すのは・・・(笑)
哺乳類と爬虫類のエネルギー効率について、調べてみました。
まず、生物の体重と代謝について述べたKleiberの法則というものが存在します。
Kleiberの法則は、生物の代謝量はその体重の3/4乗に比例する、というものです。
具体的な計測を行った結果、変温動物、恒温動物ではその係数が異なっており、
・変温動物 … 0.14×(体重の3/4乗)
・恒温動物 … 4.1×(体重の3/4乗)
と表された数式もあります。
ここに当てはめると、同じ体重なら変温動物は恒温動物の29.2分の1の代謝量になります。
また、Kleiberの法則を生体の環境温度で補正したGilloolyのモデル式があり、
この式で補正すると両者の代謝量の差は小さくなります。
具体的には、数値を得た手順は示されていませんでしたが、
1時間・体重1kgあたりネズミの消費カロリー2400kcal、トカゲの消費カロリー540kcalと書いてある文章もありました。
ネズミに比べてトカゲは5倍エネルギー効率がよいんですね。
私のボールパイソンは、相変わらず拒食中です・・・。
そういう意味では、まだボールの本気を見ていませんね。
これからも、「とげ男の毎日」をよろしくお願いいたします。
このコメントを書くにあたり、
東邦大学理学部生物学科HP、
論文「生物代謝のスケールアップ:個体から生態系へ」(福森香代子ら)、
マイナビウーマン「人間が「は虫類」になったら「身長が16.15mになる」」
を参考にさせていただきました。