こちらのブログも開設してから1年弱経ち、
生体、内容も変遷しながらここまで続けてこられたのも
ご閲覧してくださる皆さん、ご意見を寄せてくださる皆さんのお蔭です。
心より感謝申し上げたいと思います。

かなり以前に書いた記事で「サバンナモニターの食餌内容について」というものがあるのですが、
こちらは時間が経ってもかなり多くの方にご閲覧いただいているようです。

モニターに限らずなのですが、食餌について一度重要な経験がありましたので、
ここで追記という形で記述させていただこうと思います。

今はもうサバンナモニターはショップへお渡ししてしまいましたが、
その前に一度重大な問題を引き起こしたことがありました。

結果から申し上げれば「甲状腺機能低下症」です。

ある日を境に摂餌をしなくなり、 いつもお世話になっている獣医さんのところへ
ご相談に行きました。

細かい経過は省略いたしますが、
以前からその獣医さんは「冷凍餌、缶詰餌のみを食している生体に
時折甲状腺機能低下症が見られる」とお考えだったようです。

何年か前に、臨床症状から甲状腺機能低下症が疑われる症例に
甲状腺ホルモン測定を行い、低値の場合には甲状腺ホルモン補充薬を用いて、
一定の成果を挙げてきたようです。

一般に、甲状腺機能低下症には「チラーヂン」というホルモン補充薬を使用します。 

ヒトの場合は恒久的な変化である場合が多く、
その場合一生チラーヂンを内服しなくてはなりません。

獣医さんは、「爬虫類の場合は少なくとも必ずしもそうではないようだ、
だが経時的に症状が改善すると来院しなくなってしまう場合も多いため
正直長期的なところはわからない」とおっしゃっていました。 

この甲状腺ホルモンというのは平たくいえば「元気の出る、代謝をよくするホルモン」なのですが、
これが枯渇する原因として、ホルモン生成に必要な何らかの元素が
冷凍餌、缶詰餌などでは損なわれている可能性があるということでした。

実際、私のサバンナモニターもチラーヂンを内服しながら、
冷凍餌コオロギだけを止めて生き餌コオロギに変更したところ
みるみる元気になり、そしてチラーヂンも不必要になりました。

この記事を通じてお伝えしたかったことは、
「冷凍餌、缶詰餌だけでは時に栄養が不十分になる可能性があり、
生き餌も必要となる場合がある」ということです。

ちなみに、ショップにお渡ししたサバンナモニターは、
すぐに「人馴れしていてかわいい」と言って新しい飼い主さんが買っていってくださったようです。
イグアナも、すぐに飼い主さんが決まったようでした。

自分がショップにお渡しした生体がすぐに飼い主さんが決まるのは
ある意味とても嬉しいことです。

サバンナモニター1
 
サバンナモニター2