昨日、「fukutaka0904」さんから、
「多種多頭飼いの毎日のメンテで気をつけていることは何か」という
ご質問を戴きました。 

ご質問、ありがとうございます。 

過去に多くの種類の生体の記事を書かせていただきました「とげ男の毎日」ですが、
現在私が飼育している生体の大半はヘビになりました。

ヘビは、基本的な給餌ペースが遅いため、
一度環境を立ち上げてしまえば、多頭になっても比較的集中管理が容易です。

~温度環境の安定~
飼育部屋は2部屋あり、居間や寝室も兼ねていますが、
部屋全体のエアコン空調および床暖房を通年で使用しています。
また必要があればスチーム式加湿器を併用します。

部屋全体の室温・湿度管理が生体管理の安定に重要と考えます。
室温は28~30℃、湿度は50~60%で推移しています。
 
さらにそれぞれのケージにはサーモスタットと暖突、プレートヒーターを常備し、
水槽にもサーモスタットとヒーターを投入して、
床にはサルバトール用の豚暖などを適宜設置しています。
 
家が亜熱帯のようですが、慣れればさほど気になりません。


~通常の1日の作業の流れ~
【朝】
朝一番に、まず全生体の状態を素早くチェックします。
元気か、何か異常はないか、吐き戻しはないか、便の性状はどうか。
 
この時、ケースに入れている水容器の水を全部交換します。
給水は水道蛇口から引いてきたホースで、
排水は大きなバケツに溜めておき、あとでまとめて捨てます。

水容器内の水の清潔度、残量には常に気を遣います。
ヘビは餌をしばらく切らしても比較的大丈夫ですが、
水は生命維持に非常に重要です。

この作業と並行して、本日の給餌に必要な
各サイズのマウスやラット、カエル、淡水魚介類などを冷凍庫から出し、解凍を開始します。
バスキングライトなどを利用し、できるだけ自然解凍で行うので時間がかかります。
バックテラピンにも給餌します。
(ここまで1時間)

無我のひととき 
ダイヤモンドバックテラピン、卍寝です

また床材に汚れがあれば、ケースごと交換して移し替えます。
新しいケースは感染予防として、使用前に次亜塩素酸で消毒して使用しています。
(ここまで2時間)
弱酸性消臭除菌水 ぺっとくりん 両生類・爬虫類用 500ml 消臭 除菌 スプレー 関東当日便
弱酸性消臭除菌水 ぺっとくりん 両生類・爬虫類用 500ml 消臭 除菌 スプレー 関東当日便

キイロアナコンダやバックテラピンの水槽は毎日水を交換しています。
特にサルバトールモニターの温水プールは中で排泄する度水を交換するので、
1日2~3回、時にそれ以上水替えをしています。

この排水はお風呂用の電動ポンプに類する器具で行います。

 
このポンプは固形物をあまり吸えないので、 大きな便塊などは網で掬い取っています。
時間効率を考えるとそろそろもっと強力なポンプがほしいところです。
水交換と同時に、1時間程度バックテラピンの強制甲羅干しをさせています。
(ここまで2時間30分~3時間)

【夕方】
餌の解凍が終わるのを待って、給餌を行います。
ヘビは摂餌の前後の刺激で餌に注意が向かなかったり吐き戻したりするので、
非常に集中して作業します。

ヘビたちのメンテや給餌、脱皮の記録は手書きのノートで行っています。
ノートでは基本的な給餌ペースとして3日もしくは6日の周期で把握しています。
1日目に摂餌した生体は、4日目もしくは7日目に次の給餌を行います。
 
類型化することでヒューマンエラーによる大きな見落としを防ぐ作戦です。
が、実際は臨機応変に対応しています。
(ここまで30分)

サルバトールモニターたちの給餌は、
必ず人の手で(ピンセットで) 名前を呼びながら 餌をあげるように習慣付けています。
この成果で今では人馴れし、名前を呼ぶと走ってくるようになりました。
膝の上によじ登ってきて転寝することもあります。
(ここまで1時間)

ぼくはもうねます
サルバトールモニター、ぼくはもうねます
 
夕方には犬と猫の世話と散歩なども行います。
犬は特にスタミナのあるコーギーなので2時間程かけて遠くまで散歩します。

ゲヘヘ
コーギー、ゲヘヘ

就寝前には、神経質なヘビに霧吹きをして一時的に活性を上げた後
置き餌で給餌します。

消灯です。 

この一連の世話を行うために、朝は起床4時、就寝11時です。

家では、暇さえあればヘビケージを覗き、
悦に入っています。
一応、水容器のチェックも兼ねています。

それでは、おやすみなさい
キイロアナコンダ、おやすみなさい