キタアオジタトカゲ
アオジタトカゲは、好き嫌いが分かれるトカゲであるとよく雑誌などには書かれています。
「スキンク科」と言われる種族に属していますが、彼らはよく言えばツヤツヤ、悪く言えばヌメヌメして見えます。
眼光もやたら鋭いです。
ヘビが嫌いな人はあまり好きではないかもしれません。
日本の草むらの日向で見かける、銀色~青銅色のピカピカしたトカゲもスキンク科です。
私の父は、
「小さい頃大きいお祖父さんお祖母さんの田舎を訪ねると、道端にアオダイショウがいたりした。
怖くて怖くて、一歩一歩後ろに下がっていって、ヘビの姿が見えなくなると本当にほっとした。
田んぼのあぜのところにもいて、カエルが襲われたりしているのを見ると心底怖かった。
トカゲも、日向のところで妙にピカピカ光っていたりして、僕が見かけると同時に向こうも察して、さっと草むらの中に消えていくそんな姿が怖かった。
それが原風景になっていて、今でも爬虫類がとても怖いし苦手だ。」
という話をしていました。 
爬虫類が好きでない人には全く受けない、そして爬虫類好きの中でも好きな人は一群に過ぎない仲間たち、それがアオジタトカゲです。
「ツチノコ」みたい、という話もあります。
まあ誰も本物の確証のあるツチノコは見たことがないのでみんなの想像するツチノコに過ぎないのですが。
では、ツチノコはアオジタトカゲなのでしょうか。
ツチノコが頻繁に目撃されたのは1960年代で、アオジタトカゲが輸入されるようになったのはここ十数年の話ですから、飼育されていたアオジタトカゲが逃げ出して目撃されてツチノコと称された、というには残念ながら時代が違います。
では、あらためて私の飼っているアオジタトカゲたちをご紹介していきたいと思います。

以下、キタアオジタトカゲです。 
最も環境適応能力が高く、またアオジタトカゲの中でも最大の体長になるため多く販売・飼育されています。
キタアオジタトカゲ
申し訳程度の前肢がついているのがおわかりいただけるでしょうか。

アオジタトカゲの名前の由来になった、青い舌を出し入れして様子を窺っています。
顔だけ見ていると実にヘビのようです。
キタアオジタトカゲ・舌
手前にあるのはスプーンです。
スプーンを見せると怒って口を開けて威嚇してくるのが一般らしいのですが、彼はむしろ興味津々です。

ジロジロ
キタアオジタトカゲ

ベロー
キタアオジタトカゲ・舌=

次は、黒い四肢、黒いバンドの入った尾、頭の模様の乏しさが妙に「江頭2:50」を彷彿とさせるアンボンアオジタトカゲです。
アンボンアオジタトカゲ

アンボンアオジタトカゲ


顔はキタアオジタトカゲに比べ少し優しげに見えますが、実際は性格的に荒くケースの中を覗き込んだだけで「シューシュー」という威嚇の噴気音を出してきます。
また、以前キタアオジタトカゲと同じケージに入れたら、アンボンアオジタがキタアオジタに噛み付くという事件も発生しました。

次は、キメラアオジタトカゲです。
キメラアオジタトカゲ
アンボンアオジタ以上に神経質で、こっそり撮影するのに苦労しました。
一般的にも「キメラは荒い」と言われているようです。
まだ全長10cm程度の幼体なので体に帯状の模様が入っていますが大人になるにつれ段々と模様は薄くなっていきます。
薄くなる程度は個体差があります。
色は一般的に「シルバー系」と「ゴールド系」に分かれ、この個体はゴールド系です。
話が逸れますが、フロリダで毎年開催される爬虫類エキスポでは、「キメラおばちゃん」なるブリーダーが存在し、その人のブースで売られているキメラアオジタはやたら高いのだそうです。
が、高いのには理由があり、成長すると完全に模様が消え、完全なゴールドになるのだそうです。
我が家の個体もどんな風に育つのか、楽しみであります。