とげ男の毎日

トゲオアガマ好きの爬虫類日記です。

カテゴリ: ダニ

バポナを吊るして数日・・・
アンボンアオジタトカゲのケージに敷いてあるペットシーツ上に動いているダニもいなくなりました。
が、ケージのある部屋の隣室に置いてあったサソリが今日大量死していました。
コオロギやゴキブリは死ぬかもしれないが、サソリくらい頑丈そうな生き物だったら
同じ節足動物であっても大丈夫とたかをくくっていました。
全長20cm程度のダイオウサソリ3匹と3cm程度のイスラエルコガネサソリ1匹が死んでいました。
コオロギは離れた別室でしたが、サソリは隣室に置いたままにしていたのです。
ダイオウサソリの中には出産が楽しみな妊娠中の個体もいました。
出産間際になってくると腹部が大きく膨れ上がってきます。
サソリの中には「出産」する種がいて、ダイオウサソリもそういった種です。
以前、家で出産したサソリの写真をご紹介しておきます。
カメラで動画撮影したものをさらに撮影しているのでやや見づらいですが、まごうかたなき親仔サソリです。

ダイオウサソリ

こんな感じで、出産した仔サソリは1週間くらい母親の庇護下で暮らします。
1週間後には母親の背中から降りて自分で餌を探し始めます。
この時は18匹産まれて、湿度の問題や脱皮の問題、摂餌の問題など種々のトラブルを乗り越えて現在生き残りは3匹です。
その後も、妊娠個体が出産時なぜか出産できずにそのまま命を落とした事例などもありました。
今回は明らかに人災です。
一回バポナを撤去して、ダニとサソリの様子を見ることにします。

昨年11月に購入したグリーンイグアナおよび今年1月末に購入したアンボンアオジタトカゲにダニが付いていた件については先日少々書かせていただきました。
ダニは爬虫類飼育をしていく上で避けて通れない問題なので(購入してきた個体に付いていないことが望ましいものの、しばしば付いています)、かかりつけの獣医さんに教えていただいた撃退方法について改めて述べさせていただきます。

撃退の前に、簡単に私の個体の場合の発見経緯を書かせていただこうと思います。
ヘビなどでは、個体が水に入った後ににダニが浮いていることがあるようです。
私の場合は購入した個体をペットシーツに載せていてしばらくして見てみると赤や茶色の小さい粒がペットシーツに落ちており、それが蠢いていて初めて気が付きました。
それでも、イグアナに付いていた赤いダニはあまりにも元々小さく人工飼料のカスにも似ていたため2か月間程気づきませんでした。
血液を吸って丸々としていたものを潰して初めて気が付きました。
無論、体をくまなく観察して早期発見することが一番大切ですが、グリーンイグアナはエリスリティック(黄色色素の欠乏した品種で、体全体が褐色~橙色をしています。部分的に色素が残存していることもあります。)で地の色がダニによく似ていたため、「ダニがいる」という眼差しで見てもなかなか発見することができませんでした。
それでも、クレスト(背部に生えているトゲのようなものです)周囲をよく観察すると小さい粒々が動いているのが見えました。

次に、ダニの撃退方法についてです。
薬局でアース製薬から販売されている「バポナ」という有機リン農薬樹脂シートを購入してきます。
バポナ


これは2012年5月まで購入に当たり書面の必要な劇薬指定でしたが、以降それは解除され第一類医薬品となっています。
「虫コナーズ」では効果はありません。
第一類医薬品は薬局に薬剤師さんがいる時でしか買えません。
まずはそこで爬虫類を置いている部屋の広さに合った「~畳用」のバポナを購入してきます。
爬虫類を飼育している人はしばしば多くのケージ、個体を所有していることが多く、仮に1個のケージでダニが見つかったとしても、他のケージ総てに対し感染が拡大している可能性があります。
このため、部屋の中にケージのある棚の反対側にバポナを吊るして様子を見ます。
バポナは空気より重いので部屋の空気の下の方に貯留します。
一日一回空気を入れ替えて空気中の濃度が高くなり過ぎないようにします。
バポナは化学兵器のサリンと同様の機序を持ちますので、人や生体に影響が出ないとも限りません。
もし体調が不調になることがあれば中止して、程度次第で時に急いで医師を受診することが必要になります。
また、この駆除を行っている間はなるたけケージ内はシンプルなレイアウトとし、ケージ内の清潔にいつも以上に気を配らなくてはいけません。
加えて、生餌のコオロギなどを保管している場合は同じ部屋に置いておくと全滅の可能性がありますので他の場所へ移しておきます(能書きにはゴキブリの駆虫も可能と書いてあります)。
ダニの撃退方法として、小さく切ったバポナをケージ内に吊るす、生体の体に犬猫用フロントラインを塗るなどもあるようです。
が、前者後者の方法とも他ケージへ移行しているダニに対応できないこと、後者の方法では顔に塗れないのでその部分が駆除不十分になってしまうことなどから、部屋にバポナを吊るす方法がお勧めなのだと獣医さんは言っていました。
ダニは、不快である、病原体の保有者となるなどの問題点に加え、脱皮不全なども引き起こします。 なるたけ速やかに除去してやらなくてはいけません。
下の写真は11月に購入した当初のイグアナですが、脱皮不全からクレストがボロボロになっており、足趾も部分的に欠落してしまっていました。脱皮不全は、残存した皮膚の部分が縮まることによってその部分の血流を悪化させて脱落させてしまうことがあるのです。

2014020306
 

一昨日購入したアンボンアオジタトカゲにダニが付いていることが発覚しました。
爬虫類に付くダニにも何種類かあって、以前はグリーンイグアナに針先ほどの赤い小さなダニが付いていたこともあります。
その時は最初はダニと思わなかったのですが、赤い丸々とした物体がペットシーツの上で蠢いていたので潰したら中から血液が出てきたという事例で、獣医さんの指示でバポナ(有機リン、つまり農薬などでよく使われている成分です。最初「ぱぼな」かと思いましたが、「ばぽな」でした。)を吊るして1か月近くかけて撃退しました。
それがつい先日までの戦いでした。
ダニの面倒さを思い知った事件でした。
また、ダニはそれ自体が個体にとっても飼い主にとっても不快であるのみならず、ダニによって媒介される疾患もありますのでしっかり駆虫しなくしてはいけないのです。
しかし、今回購入したアンボンアオジタトカゲにはきちんとした検疫期間(病気や寄生虫がいないかどうか、単独飼育してチェックする期間です。3か月程度設けることが望ましいです。)を設けず、ケージがもうあまり置けないことを理由にそのままキタアオジタトカゲのケージに入れてしまいました。
入れて数十分後にアンボンアオジタトカゲがキタアオジタトカゲに噛み付いているのを目撃したため慌てて衣装ケースにアンボンアオジタを移しました。
そして翌日何気なく衣装ケースを覗いたところ、中に敷いてあったペットシーツにシャーペンの折れた芯先程度の黒いダニが大量に付いているのに気づきました。
アンボンアオジタはダニ持ちだったのです。
またバポナに登場してもらい、アンボンアオジタの駆虫、そしておそらくうつったと思われるキタアオジタの駆虫に取り掛かっています。
全く厄介なことこのうえありません。
そして、駆虫が終わったとしても二人の相性を考えると同じケージに入れるわけにはいかず、新しいケージの準備が必要になります。
ダニの話ばかりですと気も滅入りますので、トッケイヤモリの姿と鳴き声で本日はお終いにしようと思います。
鳴き声はなかなか飼育下では聞けないのでyoutubeからいただきました。
トッケイヤモリ、学名はGecko geckoです。

トッケイヤモリ



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