とげ男の毎日

トゲオアガマ好きの爬虫類日記です。

カテゴリ: サバンナモニター

サバンナモニターやアフリカンロックモニターは、
モニターらしからぬ顔つきで人気です。

特に、サバンナモニターはアフリカンロックモニターに比べて、
大人しい個体が多く、また終生120cmケージで飼えるというのもあり
非常に人気があります。
 
また、春先~夏にかけてFHのベビーが比較的安価に大量に流通するため、
入手もしやすいです。

私も、「そこそこ大きくなってかつ扱いやすいモニター」という認識で数年前に購入しました。

が、購入した日の夜中に親戚の不幸を知らされ、
そこからは葬儀準備のため在宅の時間が不規則かつ短時間になってしまっていました。

4日程を経て故人を見送りました。

帰宅して、サバンナモニターに給餌をしようとすると、
・・・全く食べません。
数日前にはコオロギを喜んで食べていたのですが。

特に、トカゲ系の重症徴候である「持ち上げてもすぐに手の中で眠ってしまう」
という状態になっていました。

かかりつけの獣医さんに診察をお願いしたかったのですが、
予約がいっぱいで他の獣医さんを勧められました。

ですが、新規の獣医さんも原因がわからず、
入院して3日後に逝ってしまいました。

淋しくて、また同じ爬虫類ショップを訪ねました。

するとそこにはFHの少し育ったサイズのサバンナベビーがいました。

やっぱりサバンナモニターをもう一度飼いたいな・・・と思い、
ケージの中でも特別元気そうな個体を予約してきました。 

引き取りの日・・・店員さんに手渡された生体は思いがけず私の指を咬み、
暴れました。
それでも、キャンセルをして迷惑をかけたくないなと思い、
「この仔にします!!」と言い張りました。

が、店員さんは「無理しなくてもいいんですよ・・・?」 と言ってくださったので、
(やっぱり怖いもんな・・・)と思いつつありがたくキャンセルにしていただきました。

店員さんも適切な飼い主に連れ帰ってほしいと思っていたのでしょう。

そして、サバンナモニター同様前から興味があり
いずれ飼いたいと思っていたフトアゴヒゲトカゲを連れて帰りました。 

その後サバンナモニターはやはり気になり、結局冬になってヤング個体を迎えました。

最初のサバンナモニターを亡くしてしまったのは、
大きな120cmケージで中途半端な保温器具しか付けておらず、
ケージ温度が低めで内部の温度が適切に維持できなかったこと、
また新規の生体に対し観察にかける時間が十分でなかったことが原因だと思われました。
 
今は亡きサバンナベビーです


 

こちらのブログも開設してから1年弱経ち、
生体、内容も変遷しながらここまで続けてこられたのも
ご閲覧してくださる皆さん、ご意見を寄せてくださる皆さんのお蔭です。
心より感謝申し上げたいと思います。

かなり以前に書いた記事で「サバンナモニターの食餌内容について」というものがあるのですが、
こちらは時間が経ってもかなり多くの方にご閲覧いただいているようです。

モニターに限らずなのですが、食餌について一度重要な経験がありましたので、
ここで追記という形で記述させていただこうと思います。

今はもうサバンナモニターはショップへお渡ししてしまいましたが、
その前に一度重大な問題を引き起こしたことがありました。

結果から申し上げれば「甲状腺機能低下症」です。

ある日を境に摂餌をしなくなり、 いつもお世話になっている獣医さんのところへ
ご相談に行きました。

細かい経過は省略いたしますが、
以前からその獣医さんは「冷凍餌、缶詰餌のみを食している生体に
時折甲状腺機能低下症が見られる」とお考えだったようです。

何年か前に、臨床症状から甲状腺機能低下症が疑われる症例に
甲状腺ホルモン測定を行い、低値の場合には甲状腺ホルモン補充薬を用いて、
一定の成果を挙げてきたようです。

一般に、甲状腺機能低下症には「チラーヂン」というホルモン補充薬を使用します。 

ヒトの場合は恒久的な変化である場合が多く、
その場合一生チラーヂンを内服しなくてはなりません。

獣医さんは、「爬虫類の場合は少なくとも必ずしもそうではないようだ、
だが経時的に症状が改善すると来院しなくなってしまう場合も多いため
正直長期的なところはわからない」とおっしゃっていました。 

この甲状腺ホルモンというのは平たくいえば「元気の出る、代謝をよくするホルモン」なのですが、
これが枯渇する原因として、ホルモン生成に必要な何らかの元素が
冷凍餌、缶詰餌などでは損なわれている可能性があるということでした。

実際、私のサバンナモニターもチラーヂンを内服しながら、
冷凍餌コオロギだけを止めて生き餌コオロギに変更したところ
みるみる元気になり、そしてチラーヂンも不必要になりました。

この記事を通じてお伝えしたかったことは、
「冷凍餌、缶詰餌だけでは時に栄養が不十分になる可能性があり、
生き餌も必要となる場合がある」ということです。

ちなみに、ショップにお渡ししたサバンナモニターは、
すぐに「人馴れしていてかわいい」と言って新しい飼い主さんが買っていってくださったようです。
イグアナも、すぐに飼い主さんが決まったようでした。

自分がショップにお渡しした生体がすぐに飼い主さんが決まるのは
ある意味とても嬉しいことです。

サバンナモニター1
 
サバンナモニター2
 

今まで登場していなかった面子に、サバンナモニターがいます。
ちなみに「モニター」とはオオトカゲのことです。
サバンナモニターはアフリカ大陸に分布し、最大全長100cm前後、
自然下では乾季に休眠、雨季に活動しています。
世の中で「不活発なモニター」 と言われていますが、
本当に飼っていて積極的に活動するのは給餌の時、
あるいはハンティングモードに入った時くらいです。
本日は餌をくれと興奮してケージから走り出たグールドモニターが
そのままサバンナモニターのケージ脇を駆け抜けたため、
サバンナモニターも大興奮になりました。
サバンナモニター


モニターが死ぬのはしばしば肥満、痛風によってです。
以前、アオジタトカゲが食欲不振で獣医さんに連れて行ったところ、
「雑食性と言っても、自然界でピンクマウスなんかが落ちているわけもなく
普段は昆虫を動物質の餌をとして食べている。
ピンクマウスもヒナウズラもあげてはダメだ。
飼育下において非常に多いのは
タンパク質過多による尿酸高値で合併症を起こすパターンだ。
とにかく人は餌をやり過ぎだ。」
と言われました。
おそらく、肉食のモニターにも似たようなことが言えるでしょう。
自然界ではマウスなどの栄養豊富な餌が頻繁に採れることはなく、
大半は追いかけてようやく捕まえた昆虫などで命を繋いでいます。
リクガメ飼育における、小松菜より野草のような低タンパク食の方が望ましいという話と同様に
飼育下では低タンパク、低カロリー食を人が心がけてやらないとだめなようです。
サバンナモニター


というわけで、サバンナモニターには全長40cm程度でも
基本的に昆虫(冷凍コオロギ)を2日おきにしかしかあげていません。
それでも腰回りの肉付きはしっかりしているので、
十分栄養はまかなえているのだと思われます。 
サバンナモニター

サバンナモニターは特に不活発で、かつ乾季に冬眠することから栄養を貯留しやすく
結果飼育下では肥満で死ぬことが多いため、栄養過多にならないよう非常に気を付けています。
本来ならば運動量を増すために活コオロギをあげたいところですが、
活コオロギはその存在自体が臭い上、栄養満点な状態を維持するのが大変なため
市販の冷凍コオロギを利用しています。
今後も、様子を見ながらですが基本的には昆虫食で育てようと考えています。 
ちなみにところどころ白っぽいのは脱皮の途中だからであります。 
また、床をほじくり返しどうしてもガラス面が露出してしまうので、
床を舐めない種であることを考えて
トゲオアガマ用に大量購入してしまった水草用の土を利用しようかと思っています。

人のケージに侵入するのはやめて下さい
(グリーンイグアナinトッケイヤモリケージ、グリーンイグアナも脱皮中)
グリーンイグアナ・トッケイヤモリ
 
追記:2014年10月31日分の記事も併せてお読みいただければと思います。 

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